
今回のテーマ【介護の仕事はどんなことをするの?】です
興味はあるけど、具体的に何をするの?
体力的にもきついんでしょ?
介護業界には興味があるけど、具体的な仕事内容がわからず不安に感じていませんか?
体力仕事なんでしょ?給料も低いし・・・等、ネガティブなイメージが先行しがちですが、実はやりがいがあり、スキルアップもできる職業なんです。
Len
kaigoshi/Minimalist / Blogger/
30代 介護業界16年目 介護施設の主任
ケアマネージャー資格を取得し、現場と管理の両方を経験
介護職を目指す人に向けて、未経験からのキャリアアップ方法発信
現役介護士に向けて、時短・負担軽減の働き方や、収入を増やす方法を紹介中
介護の仕事とは
要介護者や要支援者に対し、日常生活を送るうえで必要な援助を提供する仕事です。
主には、直接身体に触れながらお世話をする「身体介助」と利用者の身体に触れず生活のサポートをする「生活援助」があります。
身体介護
身体介護は、利用者さんの身体に直接触れるケアのことです。車いすの方、寝たきりの方、ひとりで移動や入浴を行うのが難しい方などの介助を行います。
以下で、身体介護の仕事内容を詳しく紹介します。
食事の介助
食事介助とは、一人で食事をとることが難しい方へのサポートを指します。食事を口まで運ぶだけでなく、利用者さんが誤嚥しないように、見守りや声かけをするのも重要な仕事です。
排泄介助(トイレ介助・おむつ交換)
排泄介助は、1人でトイレに行ったり排泄の動作を行ったりするのが難しい方をサポートする仕事です。利用者さん一人ひとりの排泄の回数やタイミングも記録に残し、健康観察を行います。
入浴介助
入浴介助は、1人で入浴するのが難しい利用者さんのサポートします。入浴介助には、一般浴や機械浴、ストレッチャー浴などさまざまな方法があります。体を洗う手助けだけでなく、転倒やのぼせを防ぐため、事前の体調確認や正しい温度管理を行い、利用者のプライバシーにも配慮しながら実施します。
移動・移乗介助
移動・移乗介助は、ベッドから車椅子、トイレなどへ安全に移乗・移動ができるよう支援します。利用者さんも職員も怪我をしないように注意しながら行います。
体位交換(体の向きをかえる)
褥瘡(床ズレ)を予防するため、定期的に姿勢を変えるお手伝いです。 クッションを使い、無理のない体勢に調整しながら行うことで、利用者さんの負担を軽減します。
清拭(せいしき)
入浴が難しい方の体を暖かいタオルで拭いて清潔を心がけます。汗や皮脂を除去し、皮膚の清潔を保つことで感染症や褥瘡(じょくそう)の予防につながります。血行促進やリラックス効果もあります。
服薬介助
利用者さんに服薬の声かけをしたり、薬を飲み忘れていないか、確認したりするのが服薬介助です。高齢になると、複数の薬を飲んでいる事が多く、利用者さん自信では薬を飲むタイミングや種類を管理できないこともあります。
介護の仕事は、薬の管理や誤嚥が起こらないように服薬をサポートします。
口腔ケア(歯磨きの介助)
口腔ケアは、利用者さんの歯磨きや入れ歯などをサポートする仕事です。食べかすや細菌を除去することで虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎の予防につながります。
歯ブラシや口腔用スポンジを使い、本人の状態に合わせたケアを行うことが大切です。保湿も意識すると、口の乾燥を防げます。
生活援助
生活援助とは、利用者さんの身体に触れず、生活をサポートする業務です。
以下に具体例を挙げてみました。
調理、後片付け
利用者さんの食事の準備(調理)や、後片付けをします。利用者さんの状態に合わせて、食べやすい大きさに切ったり、柔らかくしたりと工夫をします。
施設によっては、調理員が調理から後片付けをする場合もあります。
掃除・ゴミ出し
生活スペースの掃除、ゴミ出しを行います。働く場所により、委託清掃業者が入っている場合もありますが、感染症対策や利用者さんの健康維持のために、しっかりと衛生管理を行います。
買い物代行・薬の受け取り
利用者さんに必要な日用品・食料の買い物や薬の受け取りを代行するのも、介護士の仕事内容です。金銭のやりとりが発生する業務なので、帳簿を付けるなどして管理する必要があります。
洗濯、衣類の片付け
利用者さんの衣類の洗濯・後片付けを行います。日常的な洗濯はもちろん、衣替え等、利用者さんと行います。
介護記録の作成
利用者さんの、健康管理や1日の様子を記録に残します。
介護記録は、職員間で仕事を引き継ぐ際や、利用者さんの体調が急変した際に経過を見る為にも必要になってきます。
又、発した言葉や行動からもどのようなケアが必要になってくるか、どうしたらその方にとって良い関わり方になるのか、考える大事な情報にもなります。
記録の仕方は、事業所によって手書きか、タブレットやパソコン等による入力の2パターンがあります。
レクリエーションの企画・実施
レクリエーションとは、利用者の心身の健康を維持するために行う活動のことを指します。
身体を動かしたり、脳の活性化を図るためにゲームやクイズを取り入れたり、内容は様々です。
レクリエーション 【例】
◉風船バレー
室内でできる軽い運動で、手を動かしながら楽しく体を動かします。
◉歌う
童謡や昭和のヒット曲を一緒に歌いながら、昔の思い出を語ることで脳を活性化。
◉簡単な計算ゲーム・しりとり
数を数えたり、しりとりをしたりして認知機能の維持を指す。
◉折り紙や塗り絵
手を先を動かしながら、創造力を刺激する。
◉季節のイベント(七夕・クリスマス・お花見)
季節を感じられるイベントを企画し、楽しみながら過ごします。
内容のネタは、ある程度決まっていることの方が多いです。レクリエや月間デイなどの介護士向けの雑誌を参考にレクリエーションの提供をしています。
介護士が活躍する場所
○特別養護老人ホーム
○介護老人保健施設
○介護付き有料老人ホーム
○デイサービス(通所介護)
○グループホーム(共同生活援助)
○訪問介護
○医療機関
高齢化が進み介護を必要とする人が増え続ける日本において、介護士が活躍できる場所はますます広がりを見せています。
介護の仕事に資格は必要?
介護の仕事は、資格なし・未経験者歓迎の求人も多く、就業するうえでは必ずしも資格が求められる仕事ではありません。
しかし、介護業務には、資格がなくてもできる仕事と資格がなければできない仕事があります。
たとえば、介護施設での介護業務は無資格者でもできますが、訪問介護での介護業務は介護職員初任者研修以上の資格保有者しかできません。
介護職の資格には、介護福祉士や実務者研修、介護職員初任者研修などがあります。
資格があれば仕事の幅が広がるため、実務経験を積みながら資格取得を目指すのもおすすめです。
介護の仕事でやりがいを感じるとき
15年以上続けられているのは、これらのやりがいがあるからだと思っています
1. 感謝される喜び
介護の仕事で最も大きなやりがいの一つは、利用者さんやその家族から直接「ありがとう」と感謝されることです。
自分の支援が相手の生活を支え、安心や笑顔を提供できたと実感できる瞬間は、大きなモチベーションにつながります。
2. 利用者さんの成長や回復を見守れる
介護を通じて、利用者ができなかったことを克服し、自立に向かっていく姿を間近で見ることができます。
例えば、
- リハビリを重ねた結果、一人で歩けるようになった
- 食事が自分で食べられるようになった
こうした成果を見届けることで、大きな達成感を感じられます。
3. 人間関係とチームワーク
介護の現場は、一人で行う仕事ではなく、チームで協力しながら利用者を支える仕事です。
- 先輩や同僚と助け合いながら働ける
- コミュニケーションを通じて職場の一体感を感じられる
チームワークを大切にしながら働くことで、安心して仕事ができます。
4. 社会貢献と使命感
超高齢社会の日本では、介護職は社会になくてはならない存在です。
- 「誰かの役に立っている」と実感できる
- 社会的に意義のある仕事に関われる
こうした使命感が、仕事のやりがいにつながります。
5. 自身の成長とキャリアアップ
介護の仕事は、未経験からでも始められますが、スキルを磨くことでキャリアアップも可能です。
- 介護福祉士やケアマネージャーなどの資格取得ができる
- 専門知識を活かしてよりよいケアを提供できる
自分自身の成長を感じながら、長く続けられる職業です。
6. 笑顔と楽しい職場環境
利用者さんとの交流やレクリエーションを通じて笑顔が絶えません。
- レクリエーションやイベントで楽しい時間を共有
- 利用者さんと心を通わせながら仕事ができる
職場によっては、プライベートでも仲間と楽しく過ごせる環境が。
まとめ
介護の仕事は体力的・精神的に大変な面もありますが、それ以上に大きなやりがいと喜びを感じられる仕事です。
「人の役に立ちたい」「感謝される仕事をしたい」と考えている方にとって、介護職は非常に魅力的な選択肢です。
これから介護の仕事を始めようと考えている方は、ぜひチャレンジしてみてください!