介護職に向いている人はこんな人!

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介護課長

今回のテーマは「介護職に向いている人はこんな人!」

悩める人

介護の仕事に興味があるけど、できるかな?

悩める人

私が働きやすい施設ってどこかな?

こんな悩みや不安を抱えていませんか?

介護職は、未経験でも挑戦できる仕事ですが、適性があるかどうかは気になるところですよね。

本記事で分かること
  • 介護職に向いている人の特徴
  • 介護施設別に向いている人をチェック
  • 介護職に向いていない人の特徴

上記の内容をお届けします

Profile

Len

kaigoshi/Minimalist / Blogger/

30代 介護業界16年目 介護課長

現場と管理の両方を経験

現場ですぐに役立つ介護のコツや工夫(身体介護、認知症ケアなど)

介護職を目指す人、現役介護士のキャリアアップ&年収UP方法

ご家庭での介護にも活かせる介助のポイントや考え方 を発信中

目次

介護の仕事に向いている人の特徴

介護職は、技術や知識だけでなく、「どんな人柄か」「どんな働き方ができるか」も大きなポイントになります。

介護課長

ここでは、介護職に向いている人の特徴を性格面働き方の適性と分けて説明していきます!

性格面・人柄

介護の仕事は、専門的な技術や知識も重要ですが、なにより人が好きか、柔軟性があるか、忍耐力が備わっているかが大切だと思います。

介護課長

以下に一つでも当てはまる人は、介護職向きかもしれません。

人と接する事が好きな人

介護職は、利用者さんやそのご家族、一緒に働く職員と日々関わりチームワークが重視される仕事です。人と話す事が好きで、コミュニケーションを楽しめる人は向いています。良好な人間関係を築ける方は、業務を円滑に進めることができます。

相手の気持ちを考えられる人

介護現場では、認知症の方や体が不自由な方の気持ちを理解することが大切です。共感力がある人は、「今この人は何を考えているのか?どうしたら安心するのか?」を考えて行動できます。

聞き上手な人

利用者さんの話をよく聞き、気持ちを理解する「傾聴力」が重要です。話をじっくり聞いて、利用者さんの安心感が増し、信頼関係を築いていくことができます。

気配りができる人

利用者さんの小さな変化に気づいたり、相手の立場や気持ちを汲み取った対応ができる人は、介護の現場で大切にされています。「ちょっとした気遣い」が利用者さんの安心や快適さにつながります。

明るく元気がある人

明るくて元気な人は、どこの業界でも愛される性格だと思います。その人がいるだけで、気持ちが明るくなったり、安心したりしますよね。利用者さんはもちろん、一緒に仕事をする職員とも良い関係が築けるでしょう。

忍耐力、柔軟性がある人

介護理由の仕事は、利用者さんのペースに合わせることが求められます。思い通りにいかない場面でも、忍耐強く対応できる人は、ストレスをためにくく、安定して働けます。

責任感がある人

介護は人の命に関わる仕事のため、責任感を持って働ける人が向いています。利用者さんに怪我やトラブルが起きないよう、他の職員と連携しながら、丁寧に仕事に取り組むことが大切です。

身体的・働き方の適正

健康で体力がある人

身体介助や不規則勤務など、体力的な負担に耐えられる健康さが必要です。立ち仕事や身体を使う業務が多いので、元気に働ける人は、無理なく続けやすいです。

オン/オフの切り替えが上手な人

利用者さんや他職員と常に関わる仕事です。相手の様子を見たり、気持ちを考えすぎて休日まで考えてしまうことも珍しくありません。プライベートと仕事を分けて、精神的な疲労を防げる能力も大切です。趣味を持っている人は、仕事のストレスを上手に発散できるかもしれませんね。

変則勤務(夜勤)や土日勤務に抵抗がない人

介護理由の仕事はシフト制が多いため、柔軟な働き方ができる人は続けやすいです。土・日・祝と休みの事業所もあるので、自分の働き方に合った施設を選ぶことが重要になってきます。

介護課長

「向いているかも!」と思った方は、ぜひ介護職にチャレンジしてみてください!

介護施設別に向いている人をチェック

介護業界においては、様々な介護サービスや介護施設があります。在宅で生活する人へのサービスや、昼間は施設で過ごす人へのサービス、施設で過ごす方へのサービス等様々です。

介護課長

代表的な施設やサービスの特徴を理解し、各サービスや施設で働くのに向いている人を紹介していきます

デイサービス(通所介護)の仕事と適している人

デイサービスは、利用者が日帰りで通う施設です。食事や入浴、レクリエーション、機能訓練(リハビリ)などを提供し、日中を楽しく過ごせるように支援します。

デイサービスに向いている人

  • 明るく元気な人(利用者と楽しく会話できる)
  • 体を動かすのが好きな人(レクリエーションや介助が多い)
  • 人を楽しませることが好きな方や、イベントを企画する事が好きな方
  • 介護初心者(比較的業務が覚えやすい)

グループホーム(認知症対応共同生活介護)の仕事と適している人

認知症の高齢者が少人数(5〜9人)で共同生活を送る施設です。家庭的な環境で、入浴や食事、掃除などの日常生活を支援します。

グループホームに向いている人

  • 落ち着いた対応ができる人(認知症の方の対応が必要)
  • 家庭的な雰囲気が好きな人(利用者とじっくり関われる)
  • 少人数で深い関係を築きたい人

日常的な家事を一緒に行ったり、生活を整えることで、認知症の症状を軽減し、穏やかに生活できるようにサポートします。

訪問介護の仕事と適している人

利用者の自宅を訪問し、食事・掃除・買い物・入浴介助などを行うサービスです。1対1のケアが基本になります。

訪問介護に向いている人

  • 一人で行動できる人(訪問介護は基本的に単独行動)
  • 相手に合わせた対応ができる人(利用者の家ごとに違う環境)
  • 自由な働き方をしたい人(パート・フルタイムなど選べる)

訪問介護は、基本的に1人で行うため、マンツーマンのサポートがしたい方や、特定の利用者さんにしかあり寄り添いたい方にオススメです。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム・特養)の仕事と適している人

介護が必要な高齢者が長期間生活する施設です。入浴・食事・排せつの介助が中心で、医療的なケアも求められます。

入居条件が要介護3以上であり、手厚いケアが必要な方が多く入居しています。

特養に向いている人

  • 体力に自信がある人(入浴や移乗などの介助が多い)
  • チームワークを大切にできる人(医療との連携も非常に重要)
  • 利用者にじっくり寄り添いたい人

終の棲家と言われる特養。ターミナルケアをしている施設が多いので、人の死に対して抵抗なく受け入れられる方に適している施設です。

介護老人保健施設の仕事と適している人

リハビリを中心とした施設で、病院と自宅の中間的な役割を持ちます。入所期間は比較的短く、退所後の生活を支援します。

老健は、要介護度1~5までの方が入所できる施設です。

介護老人保健施設に向いている人

  • 介護だけでなくリハビリに興味がある人
  • 在宅復帰を支援するやりがいを感じたい人
  • 変化のある仕事を楽しめる人(利用者が定期的に入れ替わる)

病院に近い環境なので、医療ケアに関心がある人にもオススメです。

老健では、「利用者が元気になって自宅に戻る」ことが大きな目的です。回復の過程をサポートし、利用者の生活の質を高めることにやりがいを感じる人におすすめです。

介護職に向いていない人の特徴

介護の仕事は「やりがいがある」と言われる一方で、大変な部分も多い仕事です。

向いていない人が無理に続けると、ストレスを抱えたり、心身に負担がかかることも…。

ここからは、「介護職に向いていない人の特徴と解決策」をまとめてみました。

これに当てはまる場合は、慎重に職場選びをしたり、別の仕事を検討するのも一つの方法です

人と関わるのが苦手な人

介護は「人」が中心の仕事です。利用者との会話や同僚との連携が必要不可欠なので、極端に人付き合いが苦手な人には向いていません。

こんな人は要注意!
・人と話すのが苦痛
・相手の気持ちを考えるのが苦手
・できるだけ一人で仕事をしたい

解決策 もし「人と関わるのが苦手だけど介護に興味がある」という場合は、訪問介護(ホームヘルパー)などの1対1の仕事を選ぶのもアリです。

体力がない、体を動かすのが嫌いな人

介護の仕事は意外と体力が必要です。利用者の移乗介助(ベッドから車椅子へ移動など)や入浴介助など、身体を使う場面が多いため、体を動かすのが嫌いな人には負担が大きくなります。

こんな人は要注意!
・立ち仕事が苦手
・すぐに疲れてしまう
・運動が嫌い

解決策 デスクワークが中心の「ケアマネージャー(介護支援専門員)」や「事務職」など、介護の現場以外の仕事を目指すのも選択肢です

汚れ仕事が苦手な人

介護では、排泄介助や入浴介助など、清潔を保つためのサポートも大切な仕事です。こうした業務に抵抗がある人は、ストレスを感じやすくなります。

こんな人は要注意!
・ 排泄物や入浴介助がどうしても無理
・ 匂いや汚れに敏感
・ すぐに気分が悪くなる

解決策 最初は苦手でも、慣れることで平気になる人も多いです。ただし、どうしても抵抗がある場合は、身体介護が少ない「デイサービス」や「訪問介護の生活援助(掃除や買い物)」などを選ぶと良いでしょう

感情のコントロールが苦手な人

介護の現場では、認知症の利用者が突然怒り出したり、言葉が通じにくいこともあります。そこでイライラしてしまうと、トラブルの元になります。

こんな人は要注意!
・ すぐに怒ってしまう
・ 気持ちの切り替えが苦手
・ 感情的になりやすい

解決策感情のコントロールが苦手な人は、落ち着いた環境の職場(例えば、比較的穏やかな利用者が多い「介護老人保健施設」など)を選ぶと良いでしょう。

マニュアル通りにしか動けない人

介護の仕事は、利用者一人ひとりに合わせた対応が求められます。「マニュアル通りにしか動けない」「イレギュラーな対応が苦手」という人は、臨機応変な対応が難しくなることも…。

こんな人は要注意!
・ 指示がないと動けない
・ 予定外のことがあるとパニックになる
・ 応用力がない

解決策慣れてくると少しずつ臨機応変に対応できるようになることもあるので、まずは先輩に教わりながら経験を積んでいくのが大事です。

「ありがとう」を求めすぎる人

介護は「やりがいのある仕事」と言われますが、必ずしも利用者から感謝されるとは限りません。認知症の方には感謝の気持ちを伝えることが難しい場合もあります。

こんな人は要注意!
・「ありがとう」と言われないとやる気が出ない
・感謝されないと不満に感じる
・承認欲求が強い

「ありがとう」を求めるのではなく、「利用者が快適に過ごせていること自体にやりがいを感じる」という意識にシフトできると、仕事が続けやすくなります。

まとめ:向いていないと感じたらどうする?

介護課長

もし「自分には向いていないかも…」と感じても、すぐに介護の仕事をあきらめる必要はありません。

こんな方法もアリ!
職場を変える(施設ごとに仕事内容が違う)
得意な分野にシフトする(生活援助や事務など)
介護以外の仕事を考える(福祉関係の相談員など)

介護の仕事は種類が多いので、自分に合った働き方を探してみるのも一つの手です。無理せず、自分に合った道を見つけてくださいね!

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